人生にはまさかの坂がある

はいさぁ~い中部

2009年11月26日 17:07

合同おはよう倫理塾

 11月9日(月)中の町公民館に工藤裕美専任講師を迎えて合同おはよう倫理塾を開催した。(参加126名)工藤専任講師は自己紹介を兼ねて体験を披露した。人生にはまさかの坂があるが、私にも2回あった。主人は医者で子どもが3人、ケンカもせずに何の心配もなく幸せに暮らしていた。結婚13年目に主人から「離婚からしてくれ」と言われた。主人に女性がいたのにまったく気づかずにいた。その時は黒い穴にストーンと落とされた思いがした。その中でクモの糸が降りてきたのが倫理だった。
 倫理の集いに参加して「太陽と共に起きると我が思うままの我がままがとれる」と聞き、うなずいた。50日ほどして指導を受け、父母のことを聞かれ、2才の時別れた父のことを思い、ワーと涙が出た。両親の墓参りに行ったが、本当に感無量で倫理を通して、父の思いにふれることができた。
 5年前に2回目のまさかの坂が来た。病気をしたことのない元気な長男が34才の時ガンを告げられた。精密検査をしたところ悪性リンパ腫で手術はできないと告げられガーンときた。指導を受け「長男は命の大河を代表して偉大な使命をとげている。レールは敷かれているので心から尊敬しなさい」という心構えをいただいた。
 別れた主人と籍は切れても、命はつながっているのだと思い、工藤家の祀りをし、祈り感謝した。その後、ガンは消えて元気になり仕事にも復帰し、三番目の子も授かった。今までは燃えない子だったが、通信制の大学院に入学し、仕事をしながら通っている。今は燃えて子どものため仕事のためと一生懸命に生きている。
 苦難は決してあきらめてはいけない。倫理を少しでも多くの人にお伝えして、幸せな家庭がこの沖縄に広がりますようにと結んだ。

苦難が父への思いを深めてくれたと語る工藤専任講師

苦難(まさかの坂)の意味を学んだ