読谷村で介護短歌サークル

はいさぁ~い中部

2010年01月10日 14:16

 読谷村社会福祉協議会では介護者同士の交流を目的として「介護ゆんたく会」を開催している。読谷支苑の島袋清子さんが「ハーブの使い方講座」で講師を務めた時、介護短歌を勧め、新城初枝短歌講師を紹介し昼食会を持った。その時、皆さんの会話をひろって短歌にし色紙に書いてプレゼントしたのがきっかけで、正式に「介護短歌サークル」の講師を一任され、今年2月から月1回開催、そこでは色紙作りも行なっている。
 そんな折、11月27・28日読谷村にあるホテル日航アリビラの開業15周年を記念して、福祉まつりが行なわれ、介護短歌の出展を依頼され展示したところ反響が大きかった。
● 百歳の舅の介護で困りしは時々尿の海の中にいる
● 下のこ息子は障害の妹の飲みし水嫌うことなく残りを飲み干す
 中でも嘉手納支苑の上地洋子さんの色紙をアコーディオン式につないだ「短歌アルバム」はカラフルでお客さんの目を引いた。
● いやな顔せずに世話やく介護士に施設の姑は身をまかせている
                                      (上地洋子 詠)
すると、作品に感動したある方がその場で次のような歌を詠んだ。
● 我が命残り少なく孫と共に楽しく過ごさんぬち命や宝
 早速色紙にしてその方に贈った。

小学校で短歌の出前授業もしている新城初枝短歌講師

読谷の里で介護短歌展を見る左から新城初枝短歌講師、島田光男特別研究員
新城研雄短歌講師

アコーディオン式につながったアルバムはひときは目を引いた