もみじひるがおに思う

はいさぁ~い中部

2011年05月28日 05:57

合同おはよう倫理塾
 5月18日(水)の合同おはよう倫理塾は久しぶりに垣花紀子専任講師を迎えて開催された。(中の町公民館にて165名)Nさんが「大学の卒業を前に親の恩にふれる」と題して実践報告に立った。61才で娘の勧めもあって泊通信制高校に入学、その後沖縄国際大学に進学し、卒論に「高齢者介護」をテーマにしたが、介護と仕事を両立させている会員の協力を得て書き上げることができた。3月18日に卒業したが、ずっと継続できたのも倫理を勉強していたおかげ、会員の皆さんや亡き両親が見守っていたおかげだと思っていると報告した。
 垣花専任講師は今年のテーマである『じっと見つめる』をメインに、自身がもみじひるがおを見て感じたことを話した。切っても切っても勢いよく伸び、周りの花を覆い尽くすように生えてくるもみじひるがおを見て思った。ついつい元気でいるために自分を陰で支えてくれている人たちの存在を忘れていないだろうか?忙しすぎて心をなくして傲慢になってきてはいないだろうか?一年が経ち、二年が経ち、十年が経ってパッとふり向いたら周りに誰もいなくなってしまった。体も壊してしまった。命もとられてボロボロになってしまった。人もこういうことはないだろうか?
 人は走り続けていてもいけないなー、ちょっと立ち止まってみて自分を見つめ直すことも必要ではないか。その機会を与えてくれるのが苦難である。苦難があると立ち止まっていろいろ反省させられる。ぜひ、いろいろな物をじっと見つめて、何かを感じてとって幸せになってほしいと結んだ。

  「時には立ち止まって自分を見つめ直してみよう」と
 語る垣花紀子専任講師

 垣花専任講師の話に耳を傾ける参加者の皆さん