先手でハッキリと
青年学習会
10月7日(金)会事務所にて講師に松枝秀雄主席(普及開発部)嶌本真人研究員を迎えての青年学習会が行なわれた。(参加12名)先に嶌本研究員が登壇し挨拶をテーマに話しを進めた。挨拶は人と人をつなぐ金の鎖と言われているが、実際のところ、相手がしてきたら返そうという心や顔を見ないでしたり軽視されがちである。武士の世界では挨拶というものは「あなたに私の首を差し出します。私はあなたを信頼しています」と言われるほど厳密なものである。挨拶という字には心を開くという意味が込められている。先手の挨拶が積極的なイメージを作り、また、人に接する態度イコール器の大きさにも関係してくる。
実践のポイントとして①積極的に明るくハッキリした声で②相手の顔を見て③苦手な人こそ笑顔でにっこり心を込めて丁寧にと三つのポイントを挙げた。まず、一ヶ月でもいいから実践を続けてみよう。一日一回自らの実践をチェックしていくことにより成長していく。さらに困ったときには生活倫理相談を受けてみようと励ました。
後半は松枝主席が講師を務め、一度も負けたことがないというプロのマージャン士が行なっていたことを話した。その人が言うには「こちらから挨拶して、すぐに返してくる相手こそ手ごわい、逆に返事を返すのが遅い人ほど楽に勝っている」と言われるほど当たり前のことを徹底して行っていると不思議な力が身につくと述べた。
最後に挨拶の倫理的視点として①先手②明朗③心を込めるの三つの視点を挙げ、心のこもった挨拶こそ人とのつながりを強くし、活力を生み出す本となると結んだ。
嶌本研究員を囲んで