「今あること」の幸せ

はいさぁ~い中部

2011年12月04日 05:43

特別合同おはよう倫理塾

 12月2日(金)うるま市のニュー三和会館に於いて中西浩本部長(普及本部)を講師に迎え、特別合同と銘打っておはよう倫理塾を開催した。「家庭倫理の会は17カ条の生活法則を学び、和やかな家庭づくりを目指して実践に取り組んでいます。和やかな家庭を増やすことが平和な社会、豊かな日本に繋がると確信しています。今日は中西浩本部長のお話から和やかな家庭づくりのヒントをつかんでいただければ幸いに思います」と町田宗光会長が家庭倫理の会を紹介した。
 講話に立った中西本部長は法人局を長く歩んできたということで、貧乏を経験した人には大きく分けて二通りのタイプがあり、ひとつはお金に執着する人、もうひとつはお金に執着しないタイプ。お金には本来、きれいなお金、汚いお金なんてない。大切なのはその使い方で、人間の器が出ると述べ、32年前に法人会を立ち上げた、故、滝口長太郎氏の生き方を紹介し、相手の幸せを願って請求すべき金銭は多少に関わらず請求することの大切さも訴えた。

 今があることの有り難さを語る中西浩本部長
 また、東日本大震災の被災地をたびたび訪れた自身の経験も踏まえ、普段、当たり前のことがいかに有り難くて感謝しなければならないことなのかということを語った。
「あげる」という幸せ…人に物を差し出したり出来るということは多少余裕がある生活をしているから。そういう立場にいることに感謝しないといけない。あげられるということは幸せなこと。
「できる」という幸せ…自分の足で歩ける。目が見える。普段当たり前と思っていたことが失って初めて有り難さに気づかされる。
「させてもらう」という幸せ…私みたいな人間でもよろしいんですか、そのことにも心を置く必要がある。人間はつい傲慢になって、やってあげてると思う場合がある。やらせていただいているんだという気持ちが大切。
 夫婦でも離婚寸前であっても根底に「主人にもらっていただいた」「女房に嫁に来てもらった」という感謝の気持ちがあれば最後は歩み寄れる。どうかひとつ、自分自身をしっかり捉えなおして、今の生活があるということがどんなに幸せなことなのか、日々忘れず毎日毎日を過ごしてほしいと締めくくった。
 動員目標300名ということで『足を運び 顔を合わせ 声かけて “心をつなぐ”』を合言葉にお誘いリストを作成し、整理券も発行した。各支部(各会員から支部を通じて)からリストを上げてもらい、お誘いするということを常に意識して、声かけも中押し、念押しと魂に響く実践をした。お蔭様で目標300名のところ366名の参加があり、一人の百歩より百人の一歩を実感した合同おはよう倫理塾であった。

 中西本部長の話に耳を傾ける参加の皆さん