子どもの本質を知る

はいさぁ~い中部

2012年04月22日 10:20

子育てセミナー

 4月7日(土)中の町公民館にて橋本多實子専任講師による子育てセミナーが開催され、子育ての秘訣・心構えなどを学んだ。(大人41名 子ども20名参加)橋本専任講師は「子どもの本質は親の所有物ではない。天からの授かりもの預かりもので、正しく育てて社会にお返しするために一時的に預かっている命のリレーであり、尊い存在である」と訴えた。
 また、親子相関の原理で、親の言うことは聞かないが、することは真似るようになる。人生は親としていかに生きるべきかだが、倫理を学んでいると自分を律し立ち直りが早い。子どもが悪事を見せるのは親に教えていると捉えたらよいとアドバイスも送る。
 新入生を持つ親は、集団生活はできるか?普通の子どもについていけるか?担任に馴れるか?心配は多々あるが、あまり心配しすぎないこと。心配は毒ガスで心配した通りになっていく。基本的生活習慣(挨拶、返事、後始末など)を身につけさせること。幼児語は使わず普通の言葉で合いづちを打ちながら話を聞いてあげる。また、自分のことは自分でできる、自分で考え行動する子に育てるためには、過干渉は止めて、急かさないで温かく見守っていくことが必要。失敗しながらも子どもは自然に学んでいく。遊びの中で感性が育ち、友だちとの協調性も養われていくと学童期の子育ての秘訣にも言及した。

 橋本専任講師の話に耳を傾ける参加者の皆さん
 さらに、親の実践として、親自身が親の子となること。(親の気持ちを理解する。親を喜ばす。安心させる。)夫婦仲よくする。(子どもは安心して何事にも力が入る)、また、正しい子の親となる。(絶対信頼、どこまでも信じきる)待つことの大切さも訴えた。
 良い子を育てる魔法の言葉として①大好きだよ②宝ものだよ③味方だよの言葉を紹介し、温かい目で笑って見せて、プラスのストロークを送ろう。共有の時間を持とうと呼びかけて締めた。
 こどもの国へ寄贈するために、隣室で子どもたちが色塗りした大きなこいのぼりが披露され、参加のお母さんたちを喜ばせて、有意義な子育てセミナーが終了した。

 隣室では子どもたちがこいのぼり作りに挑戦した