生誕120年報恩感謝をこめてお隣に「新世」を届けよう

はいさぁ~い中部

2012年05月23日 06:03

新世頒布研修

 5月8日(火)北谷町宮城公民館に於いて、橋本多實子専任講師による新世頒布研修が開催された。(参加28名)時折飛ぶジェット機の爆音が講師をびっくりさせ、講話を中断させる一幕もあったが、窓を閉め静かになったところで研修は続けられた。
 講師は倫理の創始者である丸山敏雄先生が「新世」の前身である「文化と家庭」を発刊する経緯、これまでも何度か話された頒布の意義について熱く語った。戦争によって荒廃した人心や家庭に正しい生き方をお知らせしたいという丸山敏雄先生の思いで、昭和22年に「文化と家庭」は発刊された。本の発刊にあたり、果たして、食料を買う金もままならない時代に、金(20円)を支払って、本を求める人がいるだろうかという周りの心配をよそに、丸山先生は創刊号に「苦難の倫理」を掲載、1万部の『文化と家庭』が発刊された。上野駅や電車の発着するホームで丸山先生とその門下生たちは人世のためにと懸命に頒布したが難しく、行き過ぎる大衆に向かい涙を流しながら頒布をした話は参加者を感動させた。
 新世頒布を苦手だと思う人は少なくない。しかし、新世頒布の実践によって得られるものは大きい。頒布できた「達成感」、苦手なことに「挑戦」、克服できた「自信」。断られた時でもこれでよしと「物事を受容する精神が培われる」、さらに、人に頭を下げることで「傲慢な我をとる」、人世のために働く「徳積み」、「消罪」など新世頒布実践の多くの意義について話した。

 橋本専任講師に見守られて頒布の実演をする参加者
 その後は、演台の前で頒布のベテラン会員同士による実演もあり、頒布する人、断る人、受け取る人それぞれの役割が演じられ、講師の失敗談も含めて笑いのうちに会場での研修は終了となり、それぞれが新世を手に、公民館の外へと散っていった。30分後、頒布冊数9冊、配布冊数19冊という結果報告で研修会は終了、総計27冊の幸福の種が宮城地区の家庭に届けられた。
 一冊の新世が倫理に繋がるきっかけだったという会員も少なくない。倫理と縁し、入会して人生が好転した人、再建した人の体験は多くの会員によって語られている。丸山敏雄先生生誕120年に当たる今年、ご恩返しに「倫理の普及=新世頒布」を実践しよう。沖縄中部の新世頒布数の上位ランクINは、人世の幸福のために、自身の命を注いで倫理の普及を願った丸山敏雄先生への大きな誕生日プレゼントとなる。新世を携え一歩前に進み出て、玄関のチャイムを鳴(成)らし、隣に知らせよう!