2012年04月21日
親の後ろ姿に学ぶ
合同おはよう倫理塾
4月7日(土)橋本多實子専任講師を迎え、中の町公民館にて合同おはよう倫理塾が開催された。(参加153名)実践報告は先月の青年弁論九州大会に出席した、平良光也さん(青年チーフ)と宮里直勝さんが感想を述べた。二人とも、若者らしくはつらつとのびのびとしているのが印象的で、こんな若者たちが沖縄中部の会員だと思うとなんだか心強い気持ちになった。
橋本専任講師は二人の青年の姿がダブって見えたのか、67年前に鹿児島の知覧陸軍特攻基地から沖縄に飛びたって散っていった当時の若者たちの話に言及し、涙ながら、母親へ宛てた遺書などを紹介し、会場からも涙を誘った。
後半は「親子の絆」にまつわるある新聞記事を紹介した。両親の離婚によって親戚の手で育てられたある婦人が、震災(3.11)前に見知らぬ人に突然、名前を呼ばれ、その人に母親だと告げられる。びっくりとしたと同時に、「自分は親に見捨てられたんだ」と自分の存在さえ否定して生きてきたのに、親はずっと忘れずに遠くから見守っていてくれたことに感激する。再会を約束して別れたが、震災で母親は帰らぬ人となり、再会は叶わぬ夢となった。が奇しくもその日、わが子を出産する。この子はお母さんの生まれ変わりだと思った。・・・・なんという神の采配!目には見えない強い力で結ばれている親子の絆・・・・不思議というより他はない。亡くなったお母さんは新しい命の成長をいつもそばで見守っているに違いない。
最後に、橋本専任講師は「親の苦労の後ろ姿を見ていると、より良く生きようと人は思うものである。親からもらった個性を生かして幸せに生きて下さい」と締めた。

Posted by はいさぁ~い中部 at 07:55│Comments(0)